ポケモンとは全く関係のない日記となります。






「水曜どうでしょう」繋がりからの大泉洋好きに始まり、嫁さんが洋さん繋がりでのDVDを借りてきた。


タイトルは

「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった 
          -カウラ捕虜収容所からの大脱走-」

2008年に日本テレビが放送したドラマである。


洋さんが出演しているので観る。
好きな芸能人が出ているというそれだけの理由で借りた本作であるが、涙なしには観られなかった。
嫁さんから「多分泣くと思うよ、色々考えさせられるいい話だよ」と薦められた。


太平洋戦争真っ只中にオーストラリアで起きた「カウラ事件」を皆さんはご存知でしょうか。

捕虜として収容されたカウラ捕虜収容所。
当時の日本政府は「日本軍の兵に捕虜などいない」としていた。

「生きて虜囚の辱めを受けず(戦陣訓)」という考え方が日本人にはあった。


収容所では、傷病者の状態改善に関する赤十字条約(ジュネーブ条約)を日本人にも適用していた。

国を代表して名誉ある捕虜、としての考え方が日本にはなかった。


捕虜になれば、死が待っている。
そう思っていたが、現実は違った。

食事も与えられ、強制労働させられることもない。

自由がそこにはあった。




生きる為の脱走ではない、死ぬ為の脱走。
生き恥を晒し、家族が非国民として扱われるくらいなら死を選ぼう。

1000人以上の日本人捕虜の中に1人だけが「生きて本国に帰ろう」と。




私自身はあまりにも無知である。
オーストラリアでこのような事件が起きていたことを今日まで知らなかった。
日本政府はこの事実を隠し続けてきたからだ。
そして、この他にも多くの「知らない事実」が沢山あるのでしょう。

このドラマは多くの方に観ていただきたい。
番組のエンディングで当時の写真が公開された。
脱走の末に死んでいった多くの捕虜達の姿も写されている。


嫁さんがリビングで一緒にいるにも関わらず、号泣していた。
観終わった後にも涙は止まらず、主人公達の葛藤が心に響きすぎた。


どうも日本の教育は「日本は被害者だ!」的なところがあると思う。
加害者も被害者もない。
何故戦争はなくならないのだろうか…。



もし、機会がありましたら視聴してみてはいかがでしょうか。





コメント

ぱららぎ博士
ぱららぎ博士
2014年7月3日23:23

洋さんがそういう役柄だと違う一面が見れますね。

彼のギャップが好きです。カジノでスタッフの…。

洋さん「ぱららぎくーん!パイ食わねぇかぁ!」

すいません…。失礼します

Jury
2014年7月4日7:18

>ぱららぎ博士さん

役者、大泉洋!
素晴らしいですぞ!ただ一人、生きて帰ろうと言い続けた役です。

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